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子どもの発熱時の対応①

発熱時の対応について、よく小児科医がするアドバイスから一歩実際の生活に踏み込んだアドバイスをしたいと思います。

 

まずは、以下が大事です。

 

自分が発熱した時を思い出す

できるだけストレスなくしてあげる

極端なことをしない

 

医学生が小児科を習う時、真っ先に、

「こどもはおとなのミニ版ではない」みたいなことを言われます。

 

確かにそうだと思います。

こどもには成長と発達という特徴がありますし、

免疫力が未熟だし、

特有の病気もあります。

 

でもやはり、基本は同じ人間である、という部分が大きいのではないかと思います。

そういう意味では、子供が発熱した時の対応は大まかには共通しています。

なので、まずは「自分が発熱した時」、「ストレスがかからない」のはどうすれば良いか、を思い出しながら対応してあげれば良いです。

具体的にみていきましょう。

 

まずは、服や掛け物から。

 

発熱し始めは手先足先が冷たくなり、背中あたりがゾクゾクします。

そのあと熱が上がりきると、見た目も赤くなるし、自分自身に熱を感じます。

では暑いのかというとそうではなく、外気温との差ができる分、やはり寒く感じます。

特に首回り、背中、腰あたりにゾクゾクが残ります。

なので、熱の出始めも、熱が上がってからも、少し暖かめにしてあげるのが良いでしょう。

熱の出始めには寒そうだからとモコモコにしたりではなく、いつもより暖かめに。特に首や腰まわり。

熱が出切ってからは暑そうだから「極端に薄着にしたりではなく」、気持ち薄めで、やはり首や腰廻りは暖かく。

少しずつ調節が良いと思います。

かけ物や部屋の温度も同様に、「極端でなく」、基本普段通りで少しずつ調節で良いと思います。

 

次に冷やし方について。

 

結論から言うと、幼児以上なら、氷枕をタオルで巻いてそれで寝るのがお互いに楽で良いです。

そばに置いておくだけでも良いでしょう。

乳児(赤ちゃん)は枕だと頭が高く上がりすぎて、窒息が怖いのでやめましょう。

よく、冷やすのはドクドクが触れる、首・腋・股が良いと言いますが、理屈だけの話だと思います。

ここでも、「自分ならどうか」の考えで良いです。

自分が熱出して寝ている時に、首・腋・股に冷たいものをつけられたら、どちらかと言うと不快だと思います。

もちろん、それが気持ち良いと言う人もいるかもしれませんが。

頭を冷やす(特にヒエビタなど)は残念ながら効果はないでしょう。でも気持ちいいのなら、やってあげて良いと思います。

乳児(赤ちゃん)の場合は、窒息の心配は確かにあるのでやめておきましょう。

究極を言えば、熱は感染に対する当然の防御反応なので、そもそも下げる必要ないのです。

*もちろん、熱中症が心配になる気候季節の時は積極的に冷やすなどの対策が必要です。

 

最後にもう一度、発熱時対応の基本です。

 

自分が発熱した時を思い出す

できるだけストレスなくしてあげる

極端なことをしない

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