花粉症の低年齢化が進んでいますが、一体何歳から花粉症と言って良いのでしょうか?
まず、結論。
2年連続典型的な症状があり、さらにアレルギー検査で陽性なら花粉症確定、
でよいかと考えています。
私見も入りますが、5歳を超えたら確実かと。
花粉症かどうか決めなくても、とにかく症状に合わせた治療はいずれにせよした方がよいですが。
経験上の話ですが、
2、3歳くらいで春に鼻汁、眼のかゆみなど花粉症としか考えられない症状がみられても、
次の年は症状がないということがみられます。
花粉という細かい粒子が舞っているのですから、
誰でもある程度の症状が出ることはあるでしょう。
また春は気温差など天候も不安定で、それだけでも敏感な人は症状が出ると思います。
それに、そもそも幼児は感染による風邪をひきやすい年齢なので、
それとの区別をはっきりつけるのは難しいと思います。
鼻が詰まっていると、鼻涙管(眼と鼻をつなぐ管)も詰まって、涙や眼の汚れが鼻に抜けにくく、
それにより涙、かゆみなどがみられることもあります。
アレルギー検査でスギが陽性だからといって、
すなわち花粉症、ではありません。
アレルギーの診断は症状の有無がもっとも重要です。
自分自身、学生時代の実習で、抗体検査でも皮膚のプリックテストでも陽性でしたが、
症状はありませんでした。
ただ、検査が陽性であれば予備軍であるのは間違いなく、実際数年後に発症しました。
最後にもう一回
5歳を超えて2年連続でさらに血液検査で陽性なら花粉症確定、
で良いと思います。
ただ、今後はもっと低年齢化する可能性はあるでしょうね。