お通じは非常に大事なのは言うまでもありません。
便秘には、老若男女少くないかたがお困りのようです。
以下は、当院で提示しているものです。
原因:
排便は実は様々な要因がかかわっている複雑な生理現象です。
食生活、運動量などのかかわりは当然で、心理的な影響もあります。
治療で良くならない場合などは何らかのからだの病気の可能性もあります。
対応:
・とにかく出す、が大事。
・便は自然に出るものではあるが、より積極的に出すものと考える。
・本当に最低限3日に1回は出るように。
・毎日ではなくとも、数日に1回はバナナのような便が出てほしい。
1:トイレタイム
出来るだけ朝に出すのが理想。それが難しい場合でも、できるだけ決まった時間にトイレタイムを作る:帰宅時、夕食後、入浴前など。
2:食事
水分や食物繊維は積極的にとったほうが良いが、無理にとりすぎるのも苦痛になる。
摂りすぎないほうが良いもの:香辛料、冷たいもの、油、糖分、甘味料、カフェイン
お腹によいと言われているものを摂りすぎるのも良くないと言われている。
3:運動(バランスボール・トランポリン・縄跳びなど)
- TV・動画等で軽めに、「ながら」運動をする。
- 好きな曲を歌いながらややハードな運動を1日3セットなど。
4:乳児(赤ちゃん)
・お風呂で「の」の字マッサージ。
・綿棒浣腸:出ない3日目が目安。毎日やってもよい。
効果を疑問視されることもあるが、経験的には効果あり。
5:薬(大きく分ければ2種類)
*薬は状態をみながら家庭でも調整可能
- 腸を刺激するもの
- 便を柔らかくするもの
- その他:整腸剤、漢方薬など
*トイレトレーニングは苦痛にならない程度に。やりすぎると便秘になることもある。
*便秘治療の目安:下記のいずれかがあれば
・3日に1回が保てない
・量が十分出ていない
・便が硬い
・排便の苦痛:痛み・出血
・症状がある:腹痛・食欲低下・嘔吐など